教員紹介参照<参照>

令和04年度 取組状況
所属 健康福祉学部 作業療法学科
学部・コース等
研究科・専攻等
職 位 准教授
氏 名 井上 薫

取組状況
教 育 主な担当科目は「生活支援機器学演習(学部)」「生活支援機器研究(学部・院)」、「作業生活環境科学特論(院)」「福祉機器関連適用学特論(院)」等であり、福用具関連の講義・演習・研究指導に従事している。例えば、学部4年制選択科目の「生活支援機器研究」において、国立障害者リハビリテーションセンター研究所、他大学と連携し、多様な背景をもつ学生たちが障害をもつ対象者のニーズを満たす福祉用具・自助具・道具を製作するという多職種連携形式で運営される「ニーズアンドアイディアフォーラム(NIF)」の企画・運営に携わっている。学生の現地調査、アイディアの検討・実現化を国リハセンター、他大学教員とともに支援している。
大学院では、学際的領域に強い学生の育成を目指し、特に英語での成果公表に力点を注いでいる。また、他大学・研究室の見学・交流会、企業訪問や研究所イベントへの参加等の学外ゼミも実施している(近年はオンライン)。大学院では日本人学生だけではなく東京都の事業「アジアの高度先端医療者育成支援事業」として留学生教育に従事している。特に地域住民や福祉用具関連企業と連携し学生教育や研究支援に取り組み、社会とのつながりを重要視した教育プログラムを実践している。
研 究 研究活動としては、認知症を持つ高齢者に対するロボットの適用および効果、福祉用具の活用に関する研究に取り組んでいる。また、システムデザイン学部や都立荒川高専、東洋大と連携し福祉機器、リハビリテーション機器等の開発・評価研究にも従事している。他、VR技術を活用した認知症教育システムの効果・地域密着型教材の開発にも着手している。
社会貢献 日本生活支援工学会編集委員ならびに理事、リハビリテーション工学協会代議員、日本保健科学学会編集委員、東京都作業療法士会福祉用具委員会部員、NPO法人その人を中心としたケアを考える会運営委員、医療福祉系専門職養成教育の指導力スキルアップ研究会副委員長、ぷらねっと(福祉用具プランナーの団体)会員。
・荒川区:介護保険認定審査委員(荒川区)としての職務に従事、認知症キャラバンメイトとしての活動(荒川区尾久地域)
・社会的活動:2010年頃より、他大学、学部、学科の関係者、および特別養護老人ホーム等の臨床施設、在宅のハンディを持つ人に対しロボットを生かした癒し活動の提供に従事している(研究成果の還元)2022年4月より「認知症の人の生活を支援する環境を考える会(くまの寺子屋)会長として認知症の人の生活支援活動を開始している。