教員紹介参照<参照>

令和05年度 取組状況
所属 大学教育センター
学部・コース等
研究科・専攻等
職 位 准教授
氏 名 近藤 伸彦

取組状況
教 育 ・学部担当科目(前期:機械学習Ⅰ(副専攻)、後期:教養としてのデータサイエンス、機械学習Ⅱ(副専攻)、データサイエンスPBL(副専攻))について、滞りなく実施した。機械学習Ⅰについては、機械学習Ⅱと教材をリンクさせるなど、学習効果が高まるよう工夫を加え、次年度の授業も念頭に置きながら統合的な授業設計を行った。データサイエンスPBLは今年度初めての運営であったが、副専攻の最終授業として総合的な指導を行った。
・「総合ゼミナール」について、主担当の岡田先生とともに実施した。
・大学院担当科目(前期:データサイエンス概論、後期:経営学特別演習)について、滞りなく実施した。
・大学院の修士論文指導(1名)を主査として遂行し、修士論文および博士前期課程の合格に至った。また、その他1名の修士論文の副査を務めた。
・次年度の修士論文2名の学生を主担当することとなり、修士論文指導を進めた。
・社会人向けデータサイエンスプログラム(オープンユニバーシティにおいて開講)において担当する「現代的教養としてのデータリテラシー」の授業設定を行い、授業を完遂した(全4回)。
研 究 ■教育システム情報学会において、2023年度論文賞を受賞した。(対象論文:近藤伸彦, 畠中利治, 松田岳士, "学習評価の可視化・共有が主体的な学習行動と意欲に与える影響に関する実践的考察", 教育システム情報学会誌, 39巻, 2号, pp.252-266, 2022)

■科研費(代表1件・分担3件)および傾斜的研究費をもとに研究を推進した。研究成果は以下の通り発表した。

・国際会議にて以下1件の発表を行った。
Shuntaro Iseri, Testsuya Oishi, Nobuhiko Kondo, Kunihiko Takamatsu, "[Training Opportunities and Required Skills for Institutional Research Programs in Japan", The 23rd Annual SEAAIR Conference Proceedings, 2023.

・国内学会にて以下2件のシンポジウム講演を行った。
近藤伸彦, "自律的学習のための学習評価データの可視化と共有", 第18回日本リメディアル教育学会全国大会 学習支援部会講演会.
近藤伸彦, "主体的な学習行動を促すための学習評価の可視化・共有のしくみとその実践", 2024年電気学会全国大会 シンポジウムS10 教育と情報システム技術の接点~エビデンスに基づく学習効果の評価に向けて~.

・国内学会にて以下2件の発表を行った。
大﨑理乃, 近藤伸彦, 米谷雄介, 高橋聡, "「問い」の創造を支援する教育学習支援システムの要件検討", 教育システム情報学会第48回全国大会, pp.63-64, 2023.
松田岳士, 近藤伸彦, 岡田有司, 重田勝介, 渡辺雄貴, 加藤浩, "大学生の授業外学習プランニング・モニタリング方略支援システムSTEPS の開発と評価", 日本教育工学会2023年春季全国大会, 2023.

・査読付き論文は以下の2件が掲載された。
松田 岳士, 近藤 伸彦, 岡田 有司, 重田 勝介, 渡辺 雄貴, 加藤 浩, "自己主導学習レディネスが学習予定・状況記録システムの継続使用に与える影響", 日本教育工学会論文誌, Vol. 47, No. 4, pp. 639-653, 2023.
Tomoko TORII, Nobuhiko KONDO, Koichi YAMAMOTO, "Holistic Approach to Successful Institutional Research and Institutional Effectiveness Based on Local Intelligence in Japanese Universities: Required Conditions for Bridging IR and IE ", Asia-Japan Research Academic Bulletin, Vol.4, Article ID: 4.0_11, 2023.


■科研費は代表者として1件(基盤C)、分担者として3件(基盤A・1件、基盤B・2件)が採択中である。
・研究代表者:基盤C「主体的学びを促進するための学習評価の可視化と共有に関する研究」(2022~2024年度)
・研究分担者:基盤A「大学IRの学術的基盤の構築と人材育成および関連技術の確立」(研究代表者 森雅生, 2022~2026年度)
・研究分担者:基盤B「講義型授業における知識習得プロセスに依存したジェネリックスキルの育成と評価」(研究代表者 山下英明, 2022~2025年度)
・研究分担者:基盤B「SDLの遂行能力習得支援情報を学生にフィードバックする学習支援システムの開発」(研究代表者 松田岳士, 2022~2024年度)
社会貢献 ■学協会の活動
・教育システム情報学会の社員を務めた。
・教育システム情報学会関東支部運営委員を務めた。
・教育システム情報学会研究会委員会委員を務めた。
・教育システム情報学会学会誌編集委員会の幹事を務めた。
・教育システム情報学会において、教育システム情報学マップ作成WGのWG長としてWG活動をマネジメントした。当学会全国大会におけるプレカンファレンスの企画運営を行った。
・教育システム情報学会全国大会委員会プログラム部会副部会長を務めた。
・日本インスティテューショナル・リサーチ協会の副会長および理事(企画担当)を務めた。
・電気学会「科学的データに基づく教育・学習支援技術調査専門委員会」委員として学会運営に貢献した。
・計測自動制御学会システム・情報部門コンピューテーショナル・インテリジェンス(CI)部会において、CI分野のプレゼンスを高めることをめざす「CIフォンスキエンティアプロジェクト」のメンバーとしてWebサイト運営を担当している。

■都との連携
・東京都庁デジタルサービス局の実施した「令和4年度デジタルキャッチアップ研修(データサイエンス基礎研修)」(2月6・7日)の講師を、椿本弥生先生(大学教育センター)とともに務めた(受講者24名)。

■非常勤講師
・大手前大学のeラーニング授業「資料分析学」を非常勤講師として担当した。
・神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部の授業「ビッグデータ解析論」を担当した。