授業方針・テーマ |
〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「英語圏文化演習<102>」、2017年度以前入学者は「英語圏文化演習」を履修登録すること。〕
歴史と理論的視点の両面から英語圏文化を理解する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・現代の英語圏文化を論じる上で基礎となる歴史や概念的なフレームワークを理解する。 ・これらを駆使してまとまった論述(学期末レポート)を完成させることを具体的目標とする。 |
授業計画・内容 授業方法 |
後期はより概念的なテーマを扱う。
主に英語圏で書かれた重要な文化・社会論、批評テクストをひもときながら、現代性(モダニティー / モデルニテ)と一般に呼ばれるものの理論的なフレームワークを理解する。また特に後半は20世紀以降のテクノロジーやグローバル化した経済的事象が文化に与えてきた影響を、マクルーハン、ヒュー・ケナーらのユニークな文化論のテクストを通じて考察する。
授業計画 第1回 ガイダンス 第2回 資本主義と(ポスト)モダニズム(概説) 第3回 資本主義と(ポスト)モダニズム(ルネサンスと複式簿記) 第4回 資本主義と(ポスト)モダニズム(金融資本主義へ) 第5回 金本位制的な「実体」とゼノマネーの概念(ロトマン、他) 第6回 必要/目的による「売買」と新しい「消費」社会(ボウルビー、他) 第7回 音声言語と視覚言語、メディア概念(マクルーハン、ケナー、他) 第8回 聖書、ブレイク、マクルーハン(ナルシスとサーボメカニズム) 第9回 聖書、ブレイク、マクルーハン(偶像とテクノロジー) 第10回 ヘルメス、オートマトン、コンピュータ(デミアージックなもの) 第11回 ヘルメス、オートマトン、コンピュータ(錬金術からオートマトンへ) 第12回 ヘルメス、オートマトン、コンピュータ(人工知能とメディア概念) 第13回 ロマン主義とテクノロマンティシズム(マズリッシュ、他) 第14回 ロマン主義とテクノロマンティシズム(リチャード・コイン、他) 第15回 まとめ |
授業外学習 |
指定箇所を授業前に読んでおくこと。範囲についてはシラバスに沿うが、毎回の授業でも指定する。 |
テキスト・参考書等 |
基本文献の大半はコピーまたはPDF資料を配布する。一部書籍で用意した方が良いテクストについては教室で指示する。 |
成績評価方法 |
学期末のレポートによって基本的な評価を行う。これを成績評価の70%とし、残りの30%は演習中の発表等の達成度、レスポンスシート等を通じた授業内容に関する質疑応答などによって評価する。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
原則として授業後の休み時間とKibacoにて対応します。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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