シラバス照会

<< 最終更新日:2019年04月01日 >>
基本情報
科目種別 専門教育科目 授業番号 F3615
学期 後期 曜日
科目 英語圏文化演習<102> 時限 4限
担当教員 吉田 朋正 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JHF-311-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
吉田 朋正 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ 〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「英語圏文化演習<102>」、2017年度以前入学者は「英語圏文化演習」を履修登録すること。〕

歴史と理論的視点の両面から英語圏文化を理解する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・現代の英語圏文化を論じる上で基礎となる歴史や概念的なフレームワークを理解する。
・これらを駆使してまとまった論述(学期末レポート)を完成させることを具体的目標とする。
授業計画・内容
授業方法
 後期はより概念的なテーマを扱う。

 主に英語圏で書かれた重要な文化・社会論、批評テクストをひもときながら、現代性(モダニティー / モデルニテ)と一般に呼ばれるものの理論的なフレームワークを理解する。また特に後半は20世紀以降のテクノロジーやグローバル化した経済的事象が文化に与えてきた影響を、マクルーハン、ヒュー・ケナーらのユニークな文化論のテクストを通じて考察する。

授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 資本主義と(ポスト)モダニズム(概説)
第3回 資本主義と(ポスト)モダニズム(ルネサンスと複式簿記)
第4回 資本主義と(ポスト)モダニズム(金融資本主義へ)
第5回 金本位制的な「実体」とゼノマネーの概念(ロトマン、他)
第6回 必要/目的による「売買」と新しい「消費」社会(ボウルビー、他)
第7回 音声言語と視覚言語、メディア概念(マクルーハン、ケナー、他)
第8回 聖書、ブレイク、マクルーハン(ナルシスとサーボメカニズム)
第9回 聖書、ブレイク、マクルーハン(偶像とテクノロジー)
第10回 ヘルメス、オートマトン、コンピュータ(デミアージックなもの)
第11回 ヘルメス、オートマトン、コンピュータ(錬金術からオートマトンへ)
第12回 ヘルメス、オートマトン、コンピュータ(人工知能とメディア概念)
第13回 ロマン主義とテクノロマンティシズム(マズリッシュ、他)
第14回 ロマン主義とテクノロマンティシズム(リチャード・コイン、他)
第15回 まとめ
授業外学習 指定箇所を授業前に読んでおくこと。範囲についてはシラバスに沿うが、毎回の授業でも指定する。
テキスト・参考書等 基本文献の大半はコピーまたはPDF資料を配布する。一部書籍で用意した方が良いテクストについては教室で指示する。
成績評価方法 学期末のレポートによって基本的な評価を行う。これを成績評価の70%とし、残りの30%は演習中の発表等の達成度、レスポンスシート等を通じた授業内容に関する質疑応答などによって評価する。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
原則として授業後の休み時間とKibacoにて対応します。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
備考