シラバス照会

<< 最終更新日:2019年04月01日 >>
基本情報
科目種別 専門教育科目 授業番号 F3614
学期 前期 曜日
科目 英語圏文化演習<101> 時限 4限
担当教員 吉田 朋正 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JHF-311-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
吉田 朋正 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ 〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「英語圏文化演習<101>」、2017年度以前入学者は「英語圏文化演習」を履修登録すること。〕

歴史と理論的視点の両面から英語圏文化を理解する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・現代の英語圏文化を論じる上で基礎となる歴史や概念的なフレームワークを理解する。
・これらを駆使してまとまった論述(学期末レポート)を完成させることを具体的目標とする。
授業計画・内容
授業方法
 前期は歴史的なテーマを扱う。

「アメリカの世紀」とも呼ばれる20世紀。その黎明期にヨーロッパで活躍した移境者(イグザイル)たちの実態を知り、モダンな「アメリカ文学」の黎明がむしろ国外=ヨーロッパにあったことの意義を、あるいはヨーロッパ大陸の「モダニティー / モデルニテ」がある意味でアメリカン・キャピタルの歴史的帰結であったことの意義を知る。

授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 1860年代のロシアと1910年代のアメリカ(ドストエフスキーの渡欧)
第3回 1860年代のロシアと1910年代のアメリカ(ルイスから「失われた世代」へ)
第4回 第一次世界大戦と「アメリカの世紀」(南北戦争から戦前まで)
第5回 第一次世界大戦と「アメリカの世紀」(戦中とヴェルサイユ体制)
第6回 「ラ・ボエーム」、ダダ、ヴィレッジ(ボヘミアとは何か)
第7回 「ラ・ボエーム」、ダダ、ヴィレッジ(ダダイズム運動の興亡)
第8回 「ラ・ボエーム」、ダダ、ヴィレッジ(文化都市の問題)
第9回 イグザイルズ(・オブ・ノー)リターン(カウリー、ヘミングウェイ、他)
第10回 イグザイルズ(・オブ・ノー)リターン(ハート・クレイン、他)
第11回 イグザイルズ(・オブ・ノー)リターン(クロズビーと『トランジション』)
第12回 恐慌、スペイン、共産主義(大恐慌前後の概説)
第13回 恐慌、スペイン、共産主義(リベラリズムと『ニュー・リパブリック』)
第14回 恐慌、スペイン、共産主義(スペイン内戦から第2次世界大戦へ)
第15回 まとめ
授業外学習 指定箇所を授業前に読んでおくこと。範囲についてはシラバスに沿うが、毎回の授業でも指定する。
テキスト・参考書等 基本文献の大半はコピーまたはPDF資料を配布する。一部書籍で用意した方が良いテクストについては教室で指示する。
成績評価方法 学期末のレポートによって基本的な評価を行う。これを成績評価の70%とし、残りの30%は演習中の発表等の達成度、レスポンスシート等を通じた授業内容に関する質疑応答などによって評価する。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
原則として授業後の休み時間とKibacoにて対応します。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
備考