授業方針・テーマ |
・前期は中世から現代までのイギリス文学の歴史を概観する。後期は20世紀初頭から現代までのアメリカ文学の歴史を概観する。 ・歴史的・文化的背景を視野に入れながら英米の小説、詩、演劇の大きな流れを把握することを目指す。
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習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・英米の各時代の主要な小説家、詩人、劇作家と彼らの作品に関する基礎的な知識を得ることが出来る。 ・英米文学の代表的作品の抜粋を読むことにより、多様な英語の文章表現に習熟することが出来る。
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授業計画・内容 授業方法 |
授業計画
前期(担当:越) 第1回 イントロダクション 第2回 中世――『ベオウルフ』とチョーサー 第3回 16世紀の詩と散文――シドニー、スペンサー、モア 第4回 シェイクスピア(1)『リチャード三世』、『夏の夜の夢』、『ロミオとジュリエット』ほか 第5回 シェイクスピア(2)『ジュリアス・シーザー』、四大悲劇、『テンペスト』ほか 第6回 17世紀の詩と散文――形而上派詩人たち、ミルトン、バニヤン、ドライデン 第7回 18世紀の小説――デフォー、リチャードソン、フィールディング、スターン 第8回 ロマン派の詩(1)ブレイク、ワーズワス、コールリッジ 第9回 ロマン派の詩(2)バイロン、キーツ、シェリー 第10回 19世紀の小説(1)オースティン、スコット、ディケンズ、サッカレー 第11回 19世紀の小説(2)ブロンテ姉妹、G.エリオット;19世紀の詩――テニソン、ブラウニング 第12回 唯美主義――ペイター、ワイルド;19世紀の小説(3) ハーディ、コンラッド、ジェイムズ 第13回 モダニズム――ロレンス、ウルフ、ジョイス、T.S.エリオット、イェイツ 第14回 1930年代以降――オーデン、トマス、オーウェル、ウォー、グリーン、ラーキン、ヒューズ、ヒル、マードック、ゴールディング 第15回 期末試験と総括
後期(担当:吉田) 第1回 ガイダンス 第2回 モダニズム運動と「アメリカ」:「長い19世紀」の終わり 第3回 モダニズム運動と「アメリカ」:「アメリカの世紀」と戦後 第4回 想像力の都市としてのニューヨーク 第5回 ボヘミアからグリニッジ・ヴィレッジへ(ヘンリー・ミラー、他) 第6回 ボヘミアからグリニッジ・ヴィレッジへ(ハート・クレイン、他) 第7回 「偉大なるアメリカ小説」の系譜:南北戦争時代からフォークナーへ 第8回 「偉大なるアメリカ小説」:モダニズムからフィリップ/ロスの時代へ 第9回 スペイン内戦と1930-40年代における「政治と文学」 第10回 アプレ・ゲールと冷戦時代のアメリカ思潮 第11回 新批評と「アメリカン・マインドの終焉」 第12回 ニューヨーク知識人の系譜1:『ニューリ・パブリック』周辺 第13回 ニューヨーク知識人の系譜2:冷戦期とユダヤ系知識人たち 第14回 『ウサギ』と『ヒューマン・ステイン』を通じて現代へ 第15回 試験ととまとめ |
授業外学習 |
指定箇所を授業前に読んでおくこと。範囲についてはシラバスに沿うが、毎回の授業でも指定する。 |
テキスト・参考書等 |
テキスト (前期)プリントを配布する。 (後期)板橋好枝・髙田賢一編著『はじめて学ぶアメリカ文学史』ミネルヴァ書房
参考書等 (前期)授業中に指示する。 (後期)Richard Ruland and Malcolm Bradbury, From Puritanism to Postmodernism: A History of American Literature (Penguin, 1992)
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成績評価方法 |
(前期) 授業への貢献(30パーセント)と期末試験(70パーセント)によって成績評価を行う。 (後期) 試験(またはレポート)が80%。残りの20%は講義後提出のレスポンスシート内の質問やコメントに認められる積極性や授業内容に関する理解度による。
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
前期(越担当)オフィスアワーは特に設定しませんが、直接質問したい場合は随時受付しますので、事前にtkoshi@tmu.ac.jpまでメールし、アポイントメントをとってください。 後期(吉田担当):授業後の休み時間とKibacoにて対応します。
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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