授業方針・テーマ |
本実習では、まず学内の展示・実習施設において、文系・理系・美術系 各分野の資料の特性や扱い方、また二次資料化等について実践を踏まえて学んでいく。また前期・後期中には教員引率のもとでの博物館・美術館の見学実習、展示企画の立案及び展示の実務作業を含む展示製作実習を行う。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
学芸員の実務に必要な資料の取り扱いおよび収集・保管・展示等の方法を実際の資料を用いて学び、基礎的活汎用性の高い技術を理解・修得する。 |
授業計画・内容 授業方法 |
(1)資料を扱う実習 全21回 第1回 博物館実習のねらい(ガイダンス)/博物館標本の性質説明と資料化の手順について 第2-3回 【歴史学分野】歴史文献資料の取り扱い 第4-6回 【考古学分野】考古資料の取り扱い 第7-9回 【植物学分野】植物標本資料の取り扱い 第10-12回 【地学分野】岩石・鉱物・化石標本の取り扱い 第13-15回 【動物学分野】昆虫標本の取り扱い 第16-18回 【美術分野】アート・デザイン資料の取り扱い 第19-21回 【社会人類学分野】民俗資料の取り扱い (2)展示製作実習 全5回 (3)見学実習 全4回
次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
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授業外学習 |
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テキスト・参考書等 |
特に定めない。適宜資料を配布する。 |
成績評価方法 |
試験は行わない。評価は日常点と実習成果で判定(見学実習・展示製作実習に関しては小レポートを課す)、各分野の評価を平均して最終評価とする。 評価対象となるには以下の要件を満たす必要がある。評価対象となるには以下の要件満たす必要がある。 1)学内で実施する全分野(展示製作を含む8分野)に出席する。 2)見学実習(全4回)に出席し、小レポート提出を行う 3)2/3以上出席する |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
見学実習は週末を利用して行う予定である。また資料扱い実習・展示製作実習についても、上記の授業時間外に行われる場合がある。第1回に詳しい説明を行うため、必ず出席すること。
※本科目は平成24年度の博物館法施行規則の改正に伴って新規に設置された必修科目である。平成23年度以前から引き続き本学学部に在学している学生には旧制度が適用されるため、集中形式で開講する「博物館実習Ⅱ」を履修すれば資格取得要件を満たすことになるが、本科目「博物館実習Ⅰ」もあわせて履修することが望ましい。 他分野の資料に実際に触れることで、博物館資料の取り扱いや展示・研究等について、自らの考えをより明確にするきっかけとしてほしい。
オフィスアワーは特に設定しませんが直接質問したい場合は受け付けますので、メールでアポイントメントを取ってください。
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備考 |
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